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Channel: 受賞 –山梨大学工学部 / 大学院医工農学総合教育部工学専攻
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原本准教授が土木学会論文賞を受賞

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表彰状

 

 原本英司准教授(国際流域環境研究センター)が平成27年6月12日に開催された土木学会定時総会で「平成26年度土木学会論文賞」を受賞しました。 

 同賞は、土木学会論文集等の土木学会の刊行物に発表された論文のうち、独創的な業績を挙げ、土木工学分野の学術研究の進歩・発展に顕著な貢献をなした論文の著者に授与されるものです。

 受賞した論文「水中のクリプトスポリジウム・ジアルジア検査における遺伝子検査法の実用性に関する検討」は、水道原水中の原虫の検査において、現在主流の顕微鏡観察法にかえて遺伝子検査法を用いることで、簡便かつ精度の高い検査が可能となることを国内30ヶ所の浄水場で採取した水道原水を用いて実証し、水道水の微生物学的安全性の確保に貢献できる研究成果が得られたものです。

 同論文は、昨年12月に「第50回環境工学研究フォーラム論文賞」も受賞しており、二つめの受賞となりました。
 

 受賞した原本准教授は「伝統ある土木学会論文賞を頂くことができ大変光栄に存じます。本研究は、学外の先生方との共同研究として実施したものであり、国立保健医療科学院の秋葉道宏先生、浅見真理先生、岸田直裕先生、国立感染症研究所の泉山信司先生、仙台市水道局の今野祥顕氏に大変感謝申し上げます。」と述べています。

 

関連リンク
国際流域環境研究センター
工学部土木環境工学科
原本英司准教授


Xu Nanさん(博士課程3年)が優秀ポスター賞を受賞

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 グリーンエネルギー変換工学専攻博士課程3年のXu Nanさん(ジョ ナン、中国出身、指導教員:武井貴弘教授)が、3月18日(水)~20日(金)に岡山大学で開催された日本セラミックス協会2015年年会で優秀ポスター発表賞を受賞しました。
 受賞テーマは「Preparation of Pt Included layered Perovskite and its Photocatalytic Property」で、ニオブ酸塩の層状ペロブスカイトの層間にPt2+を挿入して、フェノールの分解に関する光触媒活性を検討したものです。

 Xu Nanさんは「このような賞を頂き、光栄に思います。今後は、さらなる成果をあげられるように研究に取り組んでいきます。また、ご指導頂きました武井教授をはじめ研究室の皆様に心から感謝申し上げます。」と話しています。

関連リンク
クリスタル科学研究センター
 

優秀賞を福田氏・岩沼教授・山本助教の研究グループが受賞

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左から 山本助教、福田氏、岩沼教授

 

 本学大学院修士課程コンピュータ・メディア工学専攻の福田翔士氏(平成26年修了,ヒューマンズ・ネット(株)所属),本学大学院総合研究部の岩沼宏治教授および山本泰生助教が,2014年度の人工知能学会研究会優秀賞を受賞しました.

 この賞は,人工知能学会研究会において発表された過去1年の間の研究から,特に優秀なものを選定し与えられるものです.選考基準は独創性,学術・技術上の寄与と波及効果,表現のわかり易さが考慮され,特に独創性が重視されています.上記の論文は,2014年度に人工知能基本問題研究会で発表された47件の中から2件選出されたものの一つです.

  受賞した「トランザクションストリーム上のオンライン型頻出飽和集合マイニング」は,岩沼・山本研究グループがこれまで取り組んできたデータストリームマイニング問題に対するオンライン型近似アルゴリズムの研究を更に発展させたものです.昨今ではビックデータ処理に関連して,長大なストリームデータの効果的な処理技術を開発することが重要になってきています.本研究はストリームデータから,ストリームが続く限り,頻出なデータの組合せ集合を高速に実時間で抽出することを継続する新しいアルゴリズムを提案しています.従来のものと比較して多くの良好な性質を持っており,理論的な解析結果を示すと共に,実証実験により優秀な性能を確認しています.その実用性や,今後の更なる発展性が期待されて,受賞に至ったものです.

 なお、以下の学会HPの上にも掲載されています.

 http://www.ai-gakkai.or.jp/About%20us/jsai_award-sig/#INCENTIVE

古屋さん(博士課程3年)らが国際学会CBMI 2015最優秀論文賞を受賞

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 2015年6月10日~6月12日にかけてチェコのプラハで開催された国際学会,13th International Workshop on Content-Based Multimedia Indexing (CBMI) 2015において,古屋 貴彦(山梨大学大学院博士課程3年)さん,栗山 繁(豊橋技術科学大学教授),および大渕 竜太郎(山梨大学大学院教授)3名が共著の論文が,同学会で発表された中で最も優秀な論文に与えられる,Best Paper Award(最優秀論文賞)を受賞しました.

 受賞論文は、”An Unsupervised Approach for Comparing Styles of Illustrations” Takahiko Furuya, Shigeru Kuriyama, and Ryutarou Ohbuchi(教師無し手法によるイラストレーション・スタイルの比較)です。

 この論文は,プレゼンテーションスライドやWebページで用いるイラストレーションを,その内容では無く描画のスタイルで類似比較して検索する手法について述べたものです.描かれた対象の形(犬か,机か)ではなく,描画スタイル(例えば,影絵風,パステルカラーの水彩画風,エッチング風の線画,など)に基づいてイラストレーションの類似比較・検索を行う手法で,これまでの手法と比較してより高い精度で,かつ効率的に,描画スタイルが類似したイラストを検索できることが評価されたものです.

 

関連リンク
国際学会Webトップページ
国際学会Webページ優秀論文賞発表

Octavianti Naaさん(博士前期課程2年)がポスター賞を受賞

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左から同時受賞したY. Reches氏、M. Singh大会実行委員長(オハイオ航空宇宙研究所)、本人

 

 Octavianti Naaさん(グリーンエネルギー変換工学専攻博士前期課程2年、インドネシア出身、指導教員:熊田伸弘教授)が、6月14日(日)~19日(金)にカナダ・バンクーバーで開催されたアメリカセラミックス協会主催のCMCEE-11(11thInternational Conference on Ceramic Materials and Components for Energy and Environmental Applications)において、ポスター賞を受賞しました。

 受賞題目は「Crystal structure and property for high pressure phase of NaBiO3」です。

 これは、可視光照射下で光触媒活性を有するNaBiO3の高圧による結晶構造および光触媒特性の変化を調べたものです。この研究はグリーンエネルギー変換工学専攻でのインターンシップ研究で東工大応用セラミックス研究所の東教授との共同で行われたものです。

 Naaさんは「このような賞を頂き、光栄に思います。今後は、さらなる成果をあげられるように研究に取り組んでいきます。また、ご指導頂きました熊田教授をはじめ研究室の皆様に心から感謝申し上げます。」と話しています。

 

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ポスター賞の賞状

 

関連リンク
クリスタル科学研究センター
グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラム

チェン准教授が日本質量分析学会奨励賞を受賞

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チェンリーチュイン准教授(工学部電気電子工学科)が、第63回質量分析総合討論会(つくば国際会議場:2015年6月18日開催)において、日本質量分析学会奨励賞(MSSJ Research Award)を受賞しました。

同賞は、質量分析学の進歩に寄与する優れた研究をなし,なお将来の発展を期待しうる者に授与される賞です。

受賞対象論文は「超大気圧質量分析イオン源の開発とその応用」で、従来の大気圧イオン源では、エレクトロスプレー発生電圧と空気の絶縁破壊電圧が近いので、水溶液のように大きな表面張力をもつ試料への適用が難しかったが、同准教授らは、放電を起こす絶縁破壊電庄が高圧領域で増加するというパッシェンの法則に着目し、作動気圧が1気圧以上(現在20気圧まで実現)の高圧エレクトロスプレーイオン化法を開発し、高速たんぱく質解析などの応用に寄与したものである。

受賞に対し、チェン准教授は、「このような賞を頂き、大変光栄に思います。これまで研究を支えてくださった多くの先生方、技術職員、事務職員の皆様に深く感謝しております」と話しています。

参考HP:http://www.mssj.jp/about/awards.html

 

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賞状

賞牌

賞牌

 

佐藤准教授が優秀論文賞を受賞

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賞状

佐藤隆英准教授(工学部電気電子工学科)が、平成27年8月27日に長崎大学で開催された平成27年電気学会 電子・情報・システム部門大会において平成27年電子・情報・システム部門誌優秀論文賞を受賞しました。

この賞は、平成26年に電気学会 電子・情報・システム部門誌に掲載された全ての論文のうち最も優れた論文に与えられる賞で2件の論文が表彰されました。

受賞論文の題目は「リープフログシミュレーションによる有極形低域・帯域通過フィルタの能動素子数削減法」(論文番号 Vol.134 No.1 2014)です。受賞論文の成果を応用することにより,通信機器などで広く用いられる能動フィルタにおいて用いる素子数や消費電力を削減することが可能となります。

佐藤准教授は「栄誉ある賞を頂戴し,大変光栄に思っています。研究を進めるにあたり支えてくださった多くの皆様に感謝いたします。今後はこの賞を励みに,一層の精進を致したいと思います。」と語っています。

相馬准教授,野依亮介氏のグループが河川整備基金優秀成果賞を受賞

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相馬一義准教授(工学部土木環境工学科)を代表,野依亮介氏(平成26年度山梨大学修士課程・国際流域環境科学特別教育プログラム修了)を研究協力者とするグループが,平成27年度河川整備基金助成事業成果発表会(砂防会館シェーンバッハサボー;平成27年7月28日)において,平成27年度河川整備基金助成事業優秀成果賞を受賞しました.

受賞対象助成事業は「京阪神における局地的大雨予測への詳細な都市環境情報導入とその影響評価」で,統計データとGISデータを駆使して詳細かつ広域の都市環境情報を推定する手法を提案し,数値気象モデルへ導入しゲリラ豪雨の予測精度向上を目指したものです.

相馬准教授は「本事業は野依さんの修士論文研究を通じて共同で遂行したもので,この度は大変名誉ある賞をいただき光栄に思います.国際流域環境研究センター水工グループ,先端領域若手研究リーダー育成拠点の皆様には多くのご協力・ご助言をいただきました.この場を借りて深く御礼申し上げます.」と述べています.

 

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荒木助教が優秀発表賞を受賞

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 荒木功平助教(工学部土木環境工学科)が、平成27年8月7日(金曜)に名古屋大学で開催された第27回中部地盤工学シンポジウムにおいて優秀発表賞を受賞しました。
 
 共著者は藤森弘晃さん(博士前期課程土木環境工学専攻1年)、舛谷敬一教授(工学部土木環境工学科)、大西洋教授(医学部放射線医学講座)、坂本肇診療放射線技師長(附属病院放射線部)、熊谷博司副診療放射線技師長(附属病院放射線部)です。
 
 受賞発表論文の題目は「MRIによる土の不飽和浸透特性把握の試み」。普段目にできない地盤内の雨水等の浸透挙動をMRIを用いて可視化することを試みたもので、この成果を応用することにより,将来的に地盤の浸透破壊等に伴う土砂災害の現象解明が期待されています。
 
 荒木助教は「本研究は、土木環境工学と放射線医学という異色の共同研究として始めたものです。まだ始めたばかりの研究ですが,このような賞を頂戴し大変光栄に存じます。ご協力をいただいた多くの皆様に深く感謝いたします。この賞を励みに,一層研究に邁進したいと思います。」と語っています。

植田助教が奨励賞を受賞

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授与されたメダルと賞状

 
 
 植田郁生助教(工学部応用化学科)が、平成27年9月9日(水)~11日(金)に九州大学で開催された日本分析化学会第64年会で2015年度 日本分析化学会奨励賞を受賞しました。
 
 この賞は、日本分析化学会(会員数約6000名)の正会員で、分析化学に関する研究が独創的であり、将来を期待される35歳以下の研究者に贈呈される賞です。
 
 受賞テーマは「針型濃縮デバイスを用いる揮発性有機化合物の分析」で、空気中あるいは水中の微量の揮発性有機化合物をガスクロマトグラフで分析するための、針型の濃縮デバイスを開発し、様々な分野への応用を研究した内容です。
 
 同デバイスは、高価な装置や有機溶媒を使用することなく、簡便・迅速かつ高感度に環境中の揮発性有機化合物が分析できます。
 
 植田助教は「栄誉な賞を頂くことができ、光栄の至りに存じます。多くの方々のご指導ご支援の賜物と深く感謝しております。今後も研究活動にたゆまず励んでまいります」と述べています。
 
 

授与式において賞状とメダルを受け取る植田助教(右)
授与式において賞状とメダルを受け取る植田助教(右)

兼本助教が技術委員会奨励賞を受賞

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賞状

 

兼本大輔助教(工学部電気電子工学科,現在スタンフォード大学留学中)が,一般社団法人電気学会より平成26年電子・情報・システム部門技術委員会奨励賞を受賞しました.

受賞の対象となった研究発表題目は,「1bit 分解能A/D変換器を用いた無線機の検討」です.こちらは,低分解能A/D変換LSIを無線受信機に応用する研究です.

参考:兼本助教研究室HP

http://www.sp.es.yamanashi.ac.jp/~kanemoto/

 

 

萩原教授、清水准教授らが砥粒加工学会論文賞を受賞

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左から ユザイリさん,久慈照信氏,萩原親作教授,清水毅准教授

 

 萩原親作教授(工学部機械工学科)を代表, 久慈照信氏(株式会社アポロエンジニアリング), 清水毅准教授(工学部情報メカトロニクス工学科), Yuzairi Abdul Rahim (博士後期課程在学中), 篠塚郷貴技術職員(工学部附属ものづくり教育実践センター)を共同研究者とするグループが, 平成27年度砥粒加工学会論文賞を受賞しました.

 本賞は,(公社)砥粒加工学会誌の過去1年間に掲載された論文を対象とし, 内容が特に優秀と認められるものに対して,贈賞される最優秀論文賞です.

 受賞論文題目は,「天然資源を活用した炭砥石の開発 第1報:シリコンウエハの研磨」です. 天然資源である炭をミクロンサイズまで破砕することで鋭利な粒子形状が得られることに着目し, 結合材として天然資源であるゼラチンを混ぜた炭砥石を開発したこと, さらに開発した炭砥石で半導体シリコンウエハのナノレベル鏡面研磨に成功したことが評価されたものです.

 萩原教授は,「最高の名誉ある章を頂き感謝しております.5年間研究し漸く実用レベルに到達することができました. 現在は身延の竹炭を最良の研磨材として活用しております.既に数社から研磨依頼が来ております.更なる成果を目指します.」と述べています.

 

西尾康宏さん(学部4年次生)が学生優秀発表賞を受賞

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 西尾康宏さん(工学部機械工学科4年,指導教員:伊藤安海准教授)が、平成28年1月9日(土)開催の第47回応力・ひずみ測定と強度評価シンポジウムにおいて学生優秀発表賞を受賞しました。

 受賞テーマは「脊椎手術中に顔面で発生する褥瘡の力学的予防法の提案-ひずみゲージを用いた皮膚ひずみ測定法によるアプローチ-」で、脊椎手術時に顔面に発生するひずみを計測しその発生メカニズムを検討したものです。

 西尾さんは、「初めての学会での発表でしたが、このような賞をいただくことができ大変光栄です。日々の研究において的確な指導をしていただいた、担当指導教員の伊藤先生、また研究室のみなさまには感謝しております。」とコメントしています。

 

【第47回応力・ひずみ測定と強度評価シンポジウム】

http://www.jsndi.jp/sciences/section/index6-3.html

【工学部機械工学科 伊藤・鍵山(安全医工学)研究室】

http://www.me.yamanashi.ac.jp/lab/ito/index.html

渡邊桃子さん(学部4年次生)が学生優秀発表賞を受賞

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 渡邊桃子さん(工学部機械工学科4年,指導教員:伊藤安海准教授)が、平成28年1月9日(土)開催の第47回応力・ひずみ測定と強度評価シンポジウムにおいて学生優秀発表賞を受賞しました。

 受賞テーマは「外力と指骨損傷の相関に関する実験的研究―衝突物先端形状の影響調査および骨折形態のFEM解析で、ヒト指と構造の似たブタの尻尾に対して指挟み事故を模擬した材料試験を行い、骨折が発生する際の生体軟組織の影響や、指挟まれ部の形状の影響を調査したものです。

 渡邊さんは、「初めての学会での発表でしたが、このような賞をいただくことができ大変光栄です。この受賞を励みに、今後も研究活動に力を入れていきたいです。日々の研究において的確な指導をしていただいた、担当指導教員の伊藤先生を始めとする研究室の皆様に感謝申し上げます。」とコメントしています。

 

【第45回応力・ひずみ測定と強度評価シンポジウム】

http://www.jsndi.jp/sciences/section/index6-3.html

 

【工学部機械工学科 伊藤・鍵山(安全医工学)研究室】

http://www.me.yamanashi.ac.jp/lab/ito/

 

 

白神翔太さん(大学院修士1年)が学術奨励賞を受賞

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 白神翔太さん(大学院修士課程1年コンピュータ・メディア工学専攻、指導教員:木下雄一朗准教授)が「ヒューマンインタフェース学会第17回学術奨励賞」を受賞し、2016年3月9日開催された、ヒューマンインタフェース学会2016年度通常総会において、授賞式が行われました。

 受賞対象となったのは「Vib+Press: 目視不要なスマートフォン画面上のレイアウト認識および選択手法, ヒューマンインタフェースシンポジウム2015講演論文集, pp. 59-64, 2015」で、本学大学院総合研究部の木下雄一朗准教授、郷健太郎教授との共同研究です。

 この研究は、スマートフォンの振動と感圧タッチスクリーンに着目し、振動によりレイアウトを認識し加圧によりそれを選択するという一連の手法を提案したものです。タスク実験の結果、この手法を用いることでスマートフォンの画面目視の割合が減少することが示されました。

 受賞した白神さんは、「この度は名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。今回の受賞を励みに、今後より一層精進していきたいです。」と話しています。

 同賞は、前年に開催されたヒューマンインタフェースシンポジウム(ヒューマンインタフェース学会主催)において発表された講演論文の中から、若手研究者(35歳未満)による優れた講演論文に授与されるもので、今回は2段階の審査を経て、白神さんの講演論文を含む5件が受賞しました。


大学院生2名、学部生3名が学生奨励賞受賞

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 平成28年3月10日(木)~12日(土)開催の情報処理学会第78回全国大会において、大学院コンピュータ・メディア工学専攻2年の廣瀬雄真さん(指導教員:服部元信准教授)、同専攻1年の白神翔太さん(指導教員:木下雄一朗准教授)、および工学部コンピュータ理工学科4年の小宮山憂さん(指導教員:木下雄一朗准教授)、増田愛美さん(指導教員:木下雄一朗准教授)、柳橋良亮さん(指導教員:郷健太郎教授)の5名が、「学生奨励賞」を受賞しました。 同賞は、国内最大の情報系学会である情報処理学会の全国大会において、学生が発表した優秀な研究に対して贈られるものです。     

 廣瀬さんの受賞題目は「複合的類似度を用いた内容に基づく画像検索における OPF分類器の導入(講演番号:2N-03)」で、本学大学院総合研究部の服部元信准教授との共同研究です。この研究では、内容に基づく画像検索システムにおいて、ユーザの検索意図を学習によって効率良く汲み取る手法を提案し、優れた検索性能を実現しました。提案手法の有効性に加え、分かりやすい発表及び質疑応答が総合的に評価され、今回の受賞となりました。廣瀬さんは「このような名誉ある賞を頂き、大変光栄に存じます。ご指導下さいました服部先生をはじめ、共に研究に励み、助言して下さった方々に感謝致します。」と述べています。

 白神さんの受賞題目は「スマートフォンにおける振動の印象を考慮したフィードバックの設計(講演番号:4Y-05)」で、本学大学院総合研究部の木下雄一朗准教授、郷健太郎教授との共同研究です。この研究は、複数のユーザを対象とした振動パターン創出実験により様々なパターンを収集するとともに、これらのパターンの印象評価実験を行うことで、印象に影響を与える振動の物理的特徴量を明らかにしたものです。研究の完成度に加え、その有効性や発展性が高く評価され、今回の受賞となりました。白神さんは「このたびは大会学生奨励賞をいただくことができ嬉しく思います。本研究に協力していただいた研究室の皆様に心から感謝申し上げます。」と述べています。

 小宮山さんの受賞題目は「折り紙技法を活用したフレキシブルディスプレイにおける形状認識およびジェスチャ推定(講演番号:2Y-09)」で、本学大学院総合研究部の木下雄一朗准教授、郷健太郎教授との共同研究です。この研究では、折り紙の1技法である平織りを活用したフレキシブルディスプレイに複数の加速度センサを組み込むことによって、操作時におけるディスプレイの形状の認識および操作ジェスチャの推定が実現されました。丁寧な分析とシステムの実装が高く評価され、今回の受賞となりました。小宮山さんは「自身の研究が評価され、このような賞を頂けたこと大変嬉しく思います。協力していただいた、先生方をはじめとする研究室のみなさまには心から感謝申し上げます。」と述べています。

 増田さんの受賞題目は「折り紙技法を活用したフレキシブルディスプレイにおける形状変化の実現(講演番号:1Z-05)」で、本学大学院総合研究部の木下雄一朗准教授、郷健太郎教授との共同研究です。この研究は、折り紙技法を活用したフレキシブルディスプレイが状態や通知に応じて自動で形状変化することを想定し、その際の最適な形状変化を調査したものです。基礎研究のみならず、その結果を適用し、自動で形状変化するプロトタイプを実装するなど、研究の完成度が高く評価されての受賞となりました。増田さんは「このような賞をいただいたことに驚くと同時に、大変光栄に思います。形状変化デバイスはまだ未知の部分が多い研究分野ですが、本研究の成果を今後の発展に活かしていただけたら幸いです」と述べています。

 柳橋さんの受賞題目は「日本語入力手法評価のためのフレーズ集合の開発(講演番号:4X-06)」で、本学大学院総合研究部の郷健太郎教授、木下雄一朗准教授との共同研究です。この研究は、文字入力手法を評価する際の入力タスクに用いる課題フレーズの生成に関するものです。文字の出現頻度やフレーズ長を考慮して課題フレーズを自動生成する手法を提案し、その評価を実施しました。研究内容と発表における質疑応答等が総合的に高く評価されての受賞となりました。柳橋さんは「この様な賞をいただけたことを大変嬉しく思います。本研究に協力して下さった皆様あっての受賞だと思っています。心より感謝申し上げます。」と述べています。

受賞した廣瀬さん

              受賞した廣瀬さん

(左)受賞した白神さん (右)受賞した小宮山さん

(左)受賞した白神さん(右)受賞した小宮山さん

(左)受賞した増田さん (右)受賞した柳橋さん

(左)受賞した増田さん(右)受賞した柳橋さん

【学大将プロジェクト】『マイハウス活動発表会2016』を開催

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 平成28年4月11日(月)に、マイハウスプラン(キャリアハウス・ベンチャーハウス)の参加学生による「マイハウス活動発表会2016」を開催しました。

 この発表会は、工学部の教育プロジェクト「統合能力型高度技術者養成プロジェクト ― 自発リーダー(学大将)を生む環境作り ―」(学大将プロジェクト)の一環として、マイハウスプランに平成25年度後期から参加し、平成27年度後期まで2年半にわたり活動し、修了した4年生(第五期生)12名について活動の集大成の場として開催された活動発表会であり、平成21年にマイハウスが発足して以来5度目の発表会です。各「マイハウス」において、通常カリキュラムの時間外に行った研究活動や起業活動の内容や成果について、「エネルギー伝送におけるノイズの影響」や「地域密着型の放送局の開設」など、口頭発表部門4件、ポスター発表部門3件が発表され、活発な討論がなされました。発表と活動内容は、部門ごとに教員によって審査され、優秀者には工学部長より「スーパー学大将金賞」などが表彰されました。また、修了生は「学大将」に認定されました。

 発表会に続いて行われた反省会では、修了生より、「計画性の重要性を学んだ」、「充実した時間を過ごすことができた」、「アイデアがでたら躊躇せずにアプローチをかけてみることを意識していきたい」など、活動の感想や今後の抱負、担当教員への謝意が述べられました。

 今回表彰された優秀賞等の受賞者は次のとおりです。

 優秀賞等受賞者一覧

 学大将プロジェクトのホームページ http://www.eng.yamanashi.ac.jp/risu/index.html

 

マイハウス活動発表会2016-1 マイハウス活動発表会2016-2

山田 優紀さん(修士1年次生)がベストプレゼンテーション最優秀賞を受賞

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受賞した山田さん(写真左)と指導教員のチェンリーチュイン准教授(写真右)

 大学院修士課程1年(電気電子工学コース)の山田 優紀さん(指導教員:チェンリーチュイン准教授)が、平成28年5月20日、日本質量分析学会第64回質量分析総合討論会(ホテル阪急エキスポパーク)においてベストプレゼンテーション最優秀賞を受賞しました。エントリー205件の中から上位4件が表彰されたものです。

 この賞は、研究の質、およびプレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する評価基準に照らし合わせ、優れていると判断された演題の主たる発表者に与えられます。

 受賞テーマは「迅速・遠隔エレクトロスプレーイオン源の開発と多試料連続自動分析」です。これは本研究室で開発中のイオン源で、複数の異なる試料を迅速に質量分析したり、生きたままの生体試料を直接質量分析するといったことに応用が可能です。

 受賞に対し、山田さんは、「最優秀賞という素晴らしい賞を頂き、誠に光栄に存じます。本研究を進めるにあたり、適切なご指導を頂きました先生方や研究室のみなさまに心より感謝申し上げます。本受賞を励みに、今後もより一層精進してまいります。」と語っています。

参考HP:第64回質量分析総合討論会2016大阪

社会人博士課程の埋橋英夫さんが鳥養名誉教授、角田准教授とともにターボ機械協会論文賞を受賞

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(左)角田博之准教授 (中央)埋橋英夫さん (右)鳥養映子名誉教授

 

 埋橋英夫さん(大学院社会人博士課程機能材料システム工学専攻、指導教員堀裕和教授)が鳥養映子名誉教授、角田博之准教授とともに、「平成27年度ターボ機械協会論文賞」を受賞しました。平成28年5月20日東京大学で開催された第43期一般社団法人ターボ機械協会総会において、授与式が行われました。

 受賞対象となったのは「半経験的相似則に基づく家庭用送風機の設計法について」で、本学大学院総合研究部の鳥養映子教授、角田博之准教授との共同研究です。

 この研究は、3種類のファンの性能評価式を統合し、性能に影響する羽車形状のパラメータを適切に選択することで、風量、風圧、動力、騒音を一つの計算式で表現することができるというものです。これにより、省エネ、騒音低減、原価低減を行う際に、熱交換器やユニットとのマッチング精度が向上し、新規ファンの設計期間短縮につながることを実証することができました。

 受賞した埋橋さんは、「レベルの高い他の論文の中から選ばれたのは、鳥養先生、角田先生のおかげです。今回、送風機について研究が一段落したので、引き続いて、エアコン3大要素の熱交換器の性能向上を目指して研究活動に励みます」と話しています。

豊浦助教が山下記念研究賞を受賞

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コンピュータ理工学科の豊浦正広助教は,以下の研究発表について情報処理学会山下記念研究賞を受賞することが決定しました.

写真からの多色織パターン生成
(情報処理学会グラフィクスとCAD研究会第162回研究発表会)
豊浦 正広 (本学科助教)
五十嵐 哲也 (山梨県富士工業技術センター/本学科博士2年)
齋藤 豪 (お茶の水女子大学/東京工業大学)
寺田 貴雅 (本学科4年)
茅 暁陽 (本学科教授)

同発表に対しては,すでに情報処理学会グラフィクスとCAD研究会優秀発表賞が与えられていますが,本賞はさらに,同研究会の1年間の発表の中で特に優秀と認められる2件の発表の登壇者に与えられるものです.2017年3月の情報処理学会全国大会の中で表彰式が執り行われます.

研究では,山梨・郡内地域の伝統工芸である織物の中で,複雑な模様を織り出すことのできるジャカード織物に対して,写真などの任意の画像を多色の織物にするための画像処理を提案しています.手持ちの糸の色の中から,与えられる写真を表現するのに最適な糸の組み合わせを自動で求めることができるようにするものです.プログラムによって生成されたパターンは,織機がデータを読み込んでそのまま織り出すことができます.

山梨・郡内地域の織物産業の活性化を目指した同研究は,総務省SCOPEの委託研究として進められたもので,今年度からはさらに科学研究費補助金若手研究(A)「導電性織物の画像処理」や山梨大学地方創生支援教育研究プロジェクト「伝統織物をグローバルに発信する如実的画像合成技術の開発」などへも引き継がれています.

茅・豊浦研究室 織物画像処理プロジェクトページ:
http://www.vc.media.yamanashi.ac.jp/fabric/

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